小林製薬(大阪市)の紅麴サプリメントを摂取した人に健康被害が相次いだ問題で、東京の3弁護士会が今月30日、被害者らを対象にした電話相談を受け付ける。

 健康被害は昨年に発覚した。同社の厚生労働省への報告によると、昨年9月時点で摂取が確認された死者は120人。10月には大阪の弁護士らが補償などのために弁護団を結成した。

 第二東京弁護士会の担当者によると、まだ東日本での被害の実態がわかっておらず、今回はその把握が狙いだ。実際に被害が出ていない場合の情報提供にも対応する。「まだ明らかになっていない被害がある可能性がある。ぜひ情報を寄せてほしい」と話す。

 相談は30日午前10時~午後4時、03―6161―3644。

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